基本的な有機反応4種

 

1.有機反応とは、C4+-(炭素イオン)を含む物質の反応の事。置換反応・付加反応・脱離反応・転位反応の4つです。求電子試薬(+イオン)と求核試薬(-イオン)との反応です。

 

2.①置換反応―反応前の物質(これを基質といいます)の一部分が、反応試薬の一部分と置き換わる反応のことを指します。

 

 

②付加反応―不飽和結合(二重結合や三重結合)の1つの結合が切れ、そこに新たな原子や置換基が結合するような反応です。

③脱離反応―付加反応の逆。つまり、分子内から2つの原子(または原子団)が抜けて、そこに結合が形成されるような反応です。結果として、二重結合(正確には多重結合)が生成します。

 

 

④転位反応―原子や置換基が別のその分子の別の部位に移動するような反応です。この反応は、転位前の化合物よりも転位後の化合物のほうが安定であるために起こるものです。

 

 




3.しかし、上記反応は、C4+-(炭素イオン)のみに生じるものではありません。あらゆるイオンが上記反応を示します。この点が抜けているのが、非常に致命的です。

即対応されねばならないと考えます。