脂質の種類

 

1.炭素鎖が長くなるほど、液体になりにくくなる。






2.炭素の2重結合(不飽和結合)が少ないほど、液体になりにくくなる。








飽和脂肪酸は肉や乳製品等。

 

1価不飽和(二重結合)脂肪酸には、N−9系(オメガ9)等がある。オリーブオイル等。

 

 

3.多価不飽和(二重結合)脂肪酸には、2重結合の位置の違いによりオメガ3(n-3)脂肪酸、オメガ6(n-6) 脂肪酸がある。

毎日、体の中で細胞ができて行く時に必ず必要だけど、体の中で合成できない必須脂肪酸がオメガ3(n-3)脂肪酸やオメガ6(n-6) 脂肪酸である。

 

N−6系は十分摂取できている。ほとんどがリノール酸。大豆油、コーン油、サフラワー油。とりすぎは、アレルギー等の炎症を起こす。

N−3系が不足している。不足すると皮膚炎等を起こす。N−3系は、N−6系より、悪玉(LDL)コレステロールを取り去り、善玉(HDL)コレステロールを増やす。

青魚―海洋性オメガ3脂肪酸である青魚に含まれるドコサヘキサエン酸DHAやエイコサペンタエン酸EPA

植物油―植物性オメガ3(n-3)脂肪酸であるαリノレン酸(ALA)。

 

くるみは飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸を17の比率で含み、自然界で最も多価不飽和脂肪酸が豊富な食物の一つです。

 

多価不飽和脂肪酸のαリノレン酸のオメガ3脂肪酸、リノール酸のオメガ6脂肪酸は、体内で生成されないため、食物によって摂取するしか方法がありません。これらは、人の生命にきわめて重要な成分であり必須脂肪酸とも呼ばれています。

 

4.人類(36度)より体温が高い牛・豚(39度)の脂肪は人体内で固体になる。寒い海中の青魚・自分で発熱出来ない植物の脂肪はより温度の高い人体内で液体のまま。血液をさらさらにし、血管に脂肪の固体がたまらないのは、青魚・植物の脂肪。

という事。しかし、牛・豚等の脂肪の方が美味しいので、バランスよく摂取するのが望ましい。