思考して筋肉収縮と無意識に筋肉収縮の違い

 

1.人間の思考中枢は、前頭葉の先端にあります。脳の記憶中枢とともに、脳幹から最も遠い所にあるため、血液(酸素)・脳電力Wが最も届きにくい所です。コンピューターでいうと、CPUに相当します。






 

2.無意識に筋肉収縮(前頭葉思考野を経由せず、筋肉を収縮させる)

①脊髄反射―脳を経由せず、筋肉を収縮させる。

②錐体外路運動(不随意運動)-大脳表面運動野から大脳表面前頭葉思考野を経由せず、その他の中枢で考え筋肉を収縮させる。

 

この2つがあります。

 

3.意識的に筋肉を収縮(前頭葉思考野を経由し、筋肉を収縮させる)

錐体路運動(随意運動)-大脳表面思考中枢―大脳表面運動野―ダイレクトに筋肉を収縮させる。

 

4.この大脳表面思考中枢の変調には、このようなものがあります。単に、上記部分に血液(酸素)・脳電力Wが足りないか、過剰なだけです。

 

<思考の過程の変調>―①思考系脳番地の変調

滅裂思考(統合失調症)

思考途絶、思考奪取(同上)

常同思考(同上)

 

思考抑制(うつ病)

 

観念奔逸(躁病)

 

<妄想>―②感情系脳番地の変調

被害妄想(統合失調症)

関係妄想(同上)

 

誇大妄想(躁病。血統妄想・発明妄想なら統合失調症)

 

微笑妄想(うつ病)

 

非常に重要と思われます。