ポジティブヘルスとネガティブヘルス

 

1.医療=生命(医学・看護も含む)・福祉=幸福とは、憲法13条個人の尊厳の絶対保障、生命・財産・幸福追求権の公共の福祉(=他の合憲合法の国民の人権)を侵害しない限りの最大限の保障により、最も高位の人権保障となっております。

医療福祉、健康とは、個人の尊厳=QOLの向上となっているとも言えます。

憲法25条生存権の「最低限の保障」ではないのです。

 

2.次に、健康とは、以前はネガティブヘルス(病気は悪いこと。他人から病気を発見しつくし根絶すること。これが、健康。=無病息災が健康)でしたが、国連WHOの提唱したICFを日本王国も採択し、現在では、健康とはポジティブヘルスとなっております。

 

<<ICFのポジティブヘルス>>

健康とは、それぞれの条件の中で、自己の可能性を最大限に発揮することをめざして、身体的・精神的・社会的に統合して機能している状態であるといえる。このように、疾患や障害があっても、健康な部分や機能がある(残っている)部分、生きがいを持ち快適な気持ちで生活するといったポジティブな面に着目する概念の事。