高齢・障碍・病気の障害のとらえ方におけるICIDHICFの違い

 

1.障碍とは、高齢者・障碍者、慢性病患者、その他、完全に健康というわけではない方々の状態の事を言います。全国民で完全に健康な方が何名おられますでしょうか?ほとんどいないでしょう。全国民、何らかの障害を持っているのです。

2.以前は、「治療者が中心となり」「患者のマイナス面に焦点を当て」「それを改善することを目的とした」。これが、ICIDHの発想です。マイナス面を探し出しそれを逐一治療すると言い換えられます。

 

 




 

2.「患者・障害を持つ方々(高齢者、その他)自身が中心となり」「自分のプラス面(できる点)に焦点を当て」「自分のQOL(より良い人生)をつかむ」。「治療者は、これを、支援する」。こう変わりました。これが、ICFの発想です。プラス点を探し出し、マイナス点と共存しながらより良い人生を送るとも言い換えられます。





 

3.高齢者福祉法と障碍者福祉法、病人に対する医療法の一本化も検討されている今日です。重要な内容だと思います。