膠原病とその破壊対象

 

1.自己免疫疾患

アレルギーー非自己に対する抗体の過剰反応

膠原病―自己に対する抗体による攻撃

 

2.こう見ると、各膠原病は、臓器別に別の病名をつけただけで、実は、同じ<自己を守るはずの抗体が自己を攻撃し破壊する現象>と言えるのではないでしょうか?

 

 

<関節>

関節リュウマチ(RA)(全身関節が左右対称に変形していく)

 

 

<内臓>

全身性エリテマトーデス(SLE)(全身の臓器に炎症、特に、ループス腎炎・蝶型紅斑)

 

 

<脳>

リウマチ熱(A群B溶血性レンサ球菌に対するアレルギー。後遺症でリュウマチ性弁膜症)

 

<全身硬化>

強皮症(進行性全身性硬化症)

 

 

<骨格筋>

皮膚筋炎・多発性筋炎(対称的 全身骨格筋の炎症)

 

 

<動脈>

多発性動脈炎(結節性動脈周囲炎)(中年男性。全身動脈が炎症。腎障害)

 

 

<腺の乾き>

シェーグレン症候群(乾き)

 

 

<粘膜に潰瘍>

ベーチェット病(20〜30の男性。粘膜・目に潰瘍)

 

<細胞膜に血栓・流産>

抗リン脂質抗体症候群(血栓・流産)