膠原病

 

自己免疫疾患

アレルギーー非自己に対する抗体の過剰反応

膠原病―自己に対する抗体による攻撃

 

<膠原病(自己免疫疾患)>

 

 

<関節>

関節リュウマチ(RA)(全身関節が左右対称に変形していく)

朝のこわばり

抗CCP抗体(関節の滑膜に対する抗体)も診断基準

DMARDs(抗リュウマチ薬)

メトトレキサート(MTX)−関節破壊の進行を遅らす。

分子標的治療薬(生物学的製剤)

治る病気になった。

 

 

<内臓>

全身性エリテマトーデス(SLE)(全身の臓器に炎症、特に、ループス腎炎・蝶型紅斑)

抗核抗体・LE細胞現象を調べる

抗2本鎖DNA抗体・抗SM抗体

補体のCH50・C3・C4の低下。

5年生存率80%

 

 

<脳>

リウマチ熱(A群B溶血性レンサ球菌に対するアレルギー。後遺症でリュウマチ性弁膜症)

CRP(炎症で出来るタンパク)上昇。赤沈が促進・白血球増加・ASO抗体増加。

心臓疾患・紅斑・皮下結節

ペニシリン系抗菌薬

 

 

 

<全身硬化>

強皮症(進行性全身性硬化症)

初期―硬化は全身末端部・顔から対照的にはじまる。

浮腫期―ソーセージのように膨らむ

萎縮期―仮面様顔貌・肺繊維症・レイノー現象

対症療法

D−ペニシラミン(皮膚硬化)

ステロイド(浮腫に対し)

血管拡張剤(レイノー現象に対し)

抗潰瘍薬(逆流性食道炎・食道潰瘍に対し)

 

 

<骨格筋>

皮膚筋炎・多発性筋炎(対称的 全身骨格筋の炎症)

ガンが併発する場合多い

嚥下障害・構音障害

目にヘリオトープ疹・関節背面にゴットロン徴候・爪囲の出血性紅斑・ひざの落屑性紅斑

間質性肺炎

薬とリハビリ

抗JO−1抗体が高率

 

 

<動脈>

多発性動脈炎(結節性動脈周囲炎)(中年男性。全身動脈が炎症。腎障害)

副腎皮質ステロイド薬で生存率大幅アップ。

好中球細胞質抗体(特に、P−ANCA)が血管炎症群で見られる。

 

 

<腺の乾き>

シェーグレン症候群(乾き)

関節リュウマチと密接な関係

抗SS−A・抗SS−B抗体

目のシルマー試験・ローズベンガル試験。

 

 

<粘膜に潰瘍>

ベーチェット病(20〜30の男性。粘膜・目に潰瘍)

口腔の再発性アフタ性潰瘍

目の虹彩毛様体炎型・網膜ぶどう膜炎型

 

 

<細胞膜に血栓・流産>

抗リン脂質抗体症候群(血栓・流産)

IGG抗体が関与