風邪の原因ウィルス

 

1.風邪(かぜ)とは、ウィルスが上気道(鼻・のど)に感染し炎症(発赤・腫脹・疼痛+発熱・機能障害)を起こす事です。侵入したウィルスを殺し、対外へ排出する現象を風邪といいます。

 

2.<DNAウィルス>

アデノウイルス(二重鎖直鎖状DNA)ー冬から夏にかけて多い。プール熱の原因もこのウイルス。咽頭炎や気管支炎、結膜炎なども起こす。

 

 

 

RNAウィルス>

ライノウイルス(RNA)ー風邪(かぜ)の原因の約3040%を占めるのがこのウイルス。秋や春に多く、主に鼻風邪(かぜ)を引き起こす。

 

コロナウイルス(一本鎖(+RNA)ーライノウイルスの次に多く、主に冬に流行する。鼻やのどの症状を起こし症状は軽い。

 

RSウイルス(RNA)ー年間通じて流行するが冬に多い。乳幼児に感染すると気管支炎や肺炎を起こす場合がある。

 

パラインフルエンザウイルス(RNA)ー鼻やのどの風邪(かぜ)を起こすウイルスで、子供に感染すると大人より重症になりやすい。秋に流行する型と春~夏に流行する型がある。

 

 

エンテロウイルスー夏に流行するウイルス。風邪(かぜ)の症状のほか下痢を起こしたりする。

 

インフルエンザウィルス(1本鎖―RNA)-エンベロープ(皮膜)を持つ。