フロイト、ユング、アドラー

 

1.いずれも、精神力動論の精神科医師。

 

フロイトー1856~1939年オーストリアのユダヤ人。エス・エゴ・スーパーエゴ(精神力動)、トラウマ、性的衝動が生きる意思の原点、夢判断等で無意識に焦点を置いた。

 

 

ユングー1875~1961年スイス人プロテスタント牧師の子供。分析心理学の創始者。コンプレックス、無意識の客観的分析方法等。

 

 

アドラーーオーストリアのユダヤ人。個人心理学の創始者。

フロイト、ユングは<過去>のトラウマ(心の傷)がその者の現在・未来を決定する。よって、過去の傷を癒す事を重視。

アドラーは、過去の傷はその者の現在・未来を決定しない。その者が過去の傷の意味を肯定的にとらえる事(克服)が出来れば、現在・未来に非常に良い事をする。

 

フロイト・ユングは<過去>を重視。アドラーは過去に基礎をおきながら<現在・未来>を重視。と言えると思われる。

 

客観的に劣っている(身体障害者等)でもその者の主観がそれを克服していればかえって非常に強みになる(健常者よりすばらしい事をする)、客観的に不幸な境遇の者でも主観が人生の意味をしっかり持っていて自分は幸福だと思っているならその者は非常にすばらしい事をする

 

等。

 

アドラーは、アウシュビッツの生き残りオーストリアのユダヤ人フランクル等に引き継がれている。