保健・医療・福祉の一体化
1.保健―健康を保つ事。身体のみならず、精神・社会的健康も含む。
医療―疾病にかかったら、自己の自然治癒力を補助する医療を受ける。
福祉―回復不可能・困難者が一般人と同じ生活が出来るよう、出来ない部分を援助する事。
2.<保健対策>
第1次国民健康つくり対策(1978年)−<栄養>・運動・休養・食生活の指針を国が作った。
第2次国民健康つくり対策(1988年)―<運動>に重点を置いた。
第3次国民健康つくり対策(健康日本21)(2000年)一時予防(病気の早期発見という2次予防では無く、病気にかからないようにする)の重視・健康寿命の延伸・QOLの向上。社会環境つくり・食事摂取基準・禁煙・運動指針。
第4次国民健康つくり対策(健康日本21第2次)(2013〜2022年)―健康寿命の延伸・健康格差縮小・生活習慣病対策・禁煙・歯口腔の健康。
<医療(法)>
保健医療サービス1次〜3次
3次(ターシャリケア)―高度特殊医療の看護
2次(セカンダリケア)―入院患者に対する看護
1次(プライマリケア)―地域と医療の接点。健康診断・予防接種・外来患者・巡回診療・在宅ケア・中間施設等
セルフケアー健康づくり・生活習慣・疾病予防。オレムの看護理論。
それ以外―食料供給・清潔な水道等
@プライマリヘルスケア重視ーセルフケアとプライマリケアをあわせたもの。WHOアルマアタ宣言(医療費が膨らみすぎ、病気にならない事が重視された)
A個人の生活改善のみならず社会環境の改善も重視。+ヘルスプロモーション=ポジティブヘルス(WHOオタワ宣言1986年)。
ヘルスプロモーション=人々が自分の健康をコントロールし、改善することを増大させようとするプロセス。
<福祉(高齢者対策)>
1989年ゴールド・プランー特養・デイサービス・ショートステイ・ホームヘルパーの整備。
1994年新ゴールド・プランー在宅介護重視(ヘルパー17万人、看護ステーション5千箇所を目標。)
2000年4月ゴールド・プラン21―活力ある社会・いつでもどこでも介護・ヤングオールド作戦・グループホームの整備等