ヒガンバナの効能

 

彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもある。別名の曼珠沙華は、法華経などの仏典に由来する。また、"天上の花"という意味も持っており、相反するものがある(仏教の経典より)。

仏教でいう曼珠沙華は「白くやわらかな花」であり、ヒガンバナの外観とは似ても似つかぬものである。異名が多く、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、捨子花(すてごばな)、はっかけばばあと呼んで、日本では不吉であると忌み嫌われることもあるが、反対に「赤い花・天上の花」の意味で、めでたい兆しとされることもある。学名のLycoris(リコリス)とはギリシャ神話の女神、海の精:ネレイドの一人、Lycoriasの名前からとられたもの。日本では他にも千以上もの異名があるそうです。何処にでもある花でありながら人の心に残ろ、愛され、恐れられた花だからなのでしょうか。

 

彼岸花って毒があるって聞いたけど本当?

 

ヒガンバナの球根の中にはリコリンという有毒成分が入っているから。

分析してみると、球根一つに15mgのリコリンが入っており、ネズミだと1500匹の致死量に相当するというのです。

実はヒガンバナは、動物や虫から球根を守るため有毒成分を持つようになったと言われています。主に球根に集中していますが花や茎など全体にわたって毒はあるようです。

まぁ属しない限りかぶれる程度ですが。

 

毒草なのに日本中に広がった理由って何?なぜ田んぼや堤防ににいっぱい生えているの?

 

ヒガンバナを探してみると、なぜか田んぼのあぜ道に植えられている事が多いのです。その理由を農家の方に聞いてみると、なんとネズミよけになるからだとか。

 

4匹のラットを用意し、ヒガンバナの球根でさえぎった先に大好物のチーズを置いてみました。しかし、どのラットもチーズの方へ行くために球根をかじろうとはしません。

一方、コルクで壁を作りその先にチーズを置いた場合、4匹のうち3匹のラットがいとも簡単にコルクをかじってチーズまでたどり着いたのです。ねずみも賢い。幼少のころ、自宅前の内部(うつべ)川の堤防でよくモグラを見つけました。「モグラは彼岸花の毒を嫌うので堤防に植えると良い」と祖母から教わった記憶があります。堤防に多い理由がわかりました。

ヒガンバナの有毒性や悪臭を利用して、モグラやネズミなどから田んぼのあぜ道を守る目的で植えたとも。あぜ道にヒガンバナが多い理由の一つです。墓場にヒガンバナが多いのも、異臭や有毒性を利用して遺体を動物から守るためだそうです。ヒガンバナの有毒性や悪臭を利用して、モグラやネズミなどから田んぼのあぜ道を守る目的で植えたとも。あぜ道にヒガンバナが多い理由の一つです。墓場にヒガンバナが多いのも、異臭や有毒性を利用して遺体を動物から守るためだそうです。墓場で使われていた理由もわかりました。

 

毒がある彼岸花が実は「食料」としても使われていた!?

 

ヒガンバナの地下茎(球根、正確には鱗茎:りんけい)にはデンプンが含まれ、水にさらして食用となり、昔は飢饉(ききん)に備えて田んぼのあぜ道に植えた。昔(明治から昭和初期)は、このデンプンを製造する会社もあったとのこと。(後述「植物の知識」より)食用とするには、すりつぶし、充分に水でさらして毒抜きをすることが肝心。(ある本には「7回ほど水洗いして除けば食用となる」とあった。)

手間隙かかります・・・が、会社まで有ったとは。そして薬にも

石蒜は去痰、利尿、解毒、催吐薬として用いられてきた。民間では生の鱗茎をすりおろし、足の裏に貼って浮腫を取るのに用いたり、

乳房炎、乳腺炎、各種はれもの、いんきん、ぜにたむし、などの患部に貼付した。

成分のうちリコリンはアメーバ赤痢治療薬ジヒドロリコリンの製造原料となり、ガランタミンは小児麻痺や筋無力症などによる運動麻痺

の治療に用いられる。

 

花言葉

花言葉は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」。

 「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」。

迷信として花が燃え盛る炎のように見えるので持って帰ると火事になると言われていたそうです。