赤ちゃんが簡単に感染する理由

 

1.細菌・ウィルス等の感染源を退治するのは人体内の免疫機構です。しかし、生まれたての赤ちゃんの体内には、白血球と母親からもらったIgGという抗体(免疫グロブリン=γグロブリン)以外の抗体がありません。一応の防御機構(IgG)は持っていますが、ほぼ完全に無抵抗の状態なのです。

2.よって、感染源が体内に入ると高確率で発症し、炎症(発赤・腫脹・疼痛、発熱・機能障害により、感染源を退治する事)を起こします。

3.しかし、ここで、入ってきた新しい感染源に対する抗体を記憶しているのです。よって、2回目同じ感染源が入ってきても、今度は発症しないか、程度が軽くなります。

4.炎症によりドンドン新たな抗体を記憶していく、しかし、炎症が強度になると髄膜炎等になり障碍が残ったり死亡したりします。赤ちゃんは、なるだけ早く病院に連れて行き、医師に診察してもらうのが、正解です。診察料は高いですが。